2024年06月03日

ピティナG級一次予選1の審査@音降りそそぐ武蔵ホール

2024年6月1日 刺激的な体験

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調律が休憩の合間に入っていました。こういうさりげないことが、コンクールの質を高めます。

 ピティナコンペティションG級一次予選1の審査でした。素晴らしい先生方とご一緒できて光栄でした。西川秀人先生には20年近く前に、私の演奏をご審査していただいたことがありました。その時いただいた講評用紙には、ズバリ急所をとらえた内容が書かれていて、その内容は一度も忘れたことはありません。(ベルクのソナタを弾いた私の生徒にもまた、核心を突くコメントをいただきました。) その見識の深さに、いつも尊敬していました。まさか、今回同じ立場でご一緒することになろうとは、、、人生とは分からないものです。直接御礼を述べることができて嬉しかったです。

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 今回のG級(22歳以下の部門)審査は、5、6か所ある予選の初日でしたが、非常に意気込みのあるハイレベルな演奏が続きました。(他の先生のご意見によると、時期の早い予選を突破して、本選の準備に時間を取るのでは?ということでした。なるほど!) 会場の音降りそそぐ武蔵ホールは、こじんまりとしたサロン空間にベヒシュタインのフルコンが置いてあります。「ガンガン弾いたら、耳に痛いだろうな?」という不安が的中する演奏者も何名かいましたが、いざ自分がそこに立って演奏して瞬時に対応できるか、と言われると…。しかし面白いように、奏者によって音が変わります。やはり頭の中で日々構築された音楽観や音色が、この空間に滲み出てくるのでしょう!勉強になります。

 G級は毎年のように、私の生徒も受けています。(もちろん、この回には出していません。審査することも言っていません。) 選曲を相談されることもよくあります。ただ今回の結果をみると、メインをバッハにおいても、ベートーヴェンにおいても、演奏内容がしっかりしていれば全く不利にはなりませんでした。バッハのトッカータを生命力に溢れた演奏をされている方は、本当に好印象でした。逆に近現代の華やかな曲をほぼノーミスで弾いても評価されるわけではありません。やはり演奏者本人の表現力です!

 まだまだ予選は続きます。コンクールですから作戦はあるのかもしれませんが、まずは音楽に集中して音を奏でてほしいと感じました。個人的な感想ではありますが、多くの演奏者の音楽がとても「現実的」に聴こえました。

2024年05月22日

4月29日 高松へ

ピティナピアノステップ高松デュオ地区へ。

 今回は愛先生と一緒にステップアドバイザー&トークコンサートということもあり、子供たちも連れて家族全員で高松へ飛びました✈️
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もちろん、うどんはたくさんいただきました!

 今回はカジュアルステップという新しい(実験的な)形態を取り、やや緊張してホールに向かいました。何が特徴的だったかというと、参加者が演奏後に僕らと直接話す時間が設けられたことです。もちろん演奏中も必死でコメントを書いていますし、演奏が終わると口頭でも、アドバイスだったり事前に質問をいただいていればそのお返事を伝えたりします。もちろん会場には参加者の関係者も多くいますから、その方々にも内容が伝わることを意識してお話します。話が長過ぎると会場の雰囲気がだれることも考え、とても簡潔な進行を心がけました。お話をしている間は、スタッフの皆様は次の準備をテキパキとしてくださり、初めての試みとは思えないほど強いチームワークを発揮しました。これは、システムがしっかり整って全国的に行われると、参加者にとってより高い充実感が得られるものと思いました。

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サンポート高松(小ホール)

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 また9割以上が連弾の参加というのも特筆すべきところ。デュオを楽しむもの同士が集まりました。打ち上げも、ステーションの皆様とホテルのビュッフェで和気藹々と今回の初ステップ成功の喜びを分かち合いました。

 私たちのトークコンサートは、15分の中で下記のものを演奏しました。

 フランス童謡/クラリネットこわしちゃった
 ブラームス/ハンガリー舞曲第1番
 ドビュッシー/小舟にて
 カプースチン/シンフォニエッタより1楽章

* * *

 ステップ前日は、プライベートレッスンをしました。いろいろな土地でレッスンしていますが、本当に子供達との出会いは楽しいです。自分の学んできたものを、若い世代に伝えていく喜びは計り知れません。

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さて、その間、子供たちは何をしていたか?というと、3人で高松を観光させていました♪

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* * *

 体験レッスンの会6月9、10日に行います。一期一会のこのチャンス。コンクール前の刺激やリハーサルとしていかがでしょうか。たくさんの指導経験を通して培ってきた内容を、惜しみなく伝えます!

yu_ai2 at 17:55|PermalinkComments(0)レッスン | 裕&愛

2024年04月12日

2024年3月24日 ピティナステップ大泉学園春季

 話が前後します。今回は私たち二人で通常のアドバイザーに加え、2台ピアノによるトークコンサート、そしてワンポイントレッスン(連弾と2台ピアノ)など大忙しのスケジュールでした。

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 出演者及び大泉アルモニカステーションの皆様、アドバイザーでご一緒した織田直美先生の織りなすハーモニーで、とても温かいステップとなりました。音楽を通した人との交流は、改めて大きな財産となりました。

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 2台ピアノで公開演奏するのは、13年ぶりでした。久しぶりの対面はとても懐かしく、でもすぐに適応できました。昔、自分が培った感覚というのは、本当に素晴らしいものだと思いました。

 ワンポイントレッスンは10分という持ち時間です。普段のレッスンであれば、それで1〜2つできるようになれば良い時間です。ですが、公開レッスンということもありますので、1つに拘ってしまってはこちらの伝えたい思いも、ある一部分だけの全く偏った内容になってしまいます。ホールには、その先生もいらっしゃるので、その瞬間に生徒さんが上手く反応できなかったとしても、20くらいの内容を幅広く組み立てて伝えるように意識しました。もちろん、通常のレッスンでそんなことをしてしまったら、生徒の頭の中は、展開が速過ぎて???となってしまいます。他の参加者さんやご父兄の方々も見ている公開レッスンでは、ここで大切なのは程よい(?)テンポ感かな、と思っています。そして、時間通り終わらせること、です! ぜひ、何かが心に響いて、日々の練習に取り入れていただけますと幸いです!ありがとうございました!

 こういう貴重な経験が、自分の力となっていくことをひしひしと感じています。

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2024年04月08日

第19回当教室ピアノ発表会、終了しました!そして次回は練馬文化センター‼️

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(一区切りを迎えた生徒たち。まだ通いに来る生徒も混じっていますが…)

 2024年4月2日(火)当教室の発表会も19回目の開催となりました。ホール抽選が激化する中で、初めて平日の開催となりました。

 今回は37名の参加、幼児〜大学3年生の元教え子まで熱演が続きました。当教室の特徴は、「ピアノを長く続ける生徒が多い」ところにあります。全体の約半分が中学生以上で、それぞれが大曲に挑戦、会を盛り上げてくれました。以下、発表会のダイジェスト映像です。



 久しぶりに講師演奏も合間に入れて、約15分間のトークコンサートをしました。僕らの演奏を初めて聴く生徒や親御様も多かったように思います。ドビュッシーの小舟にて、僕らのトレードマークと言っても良いピアソラのアレグロ・タンガービレ、そしてカプースチンのシンフォニエッタ1楽章を演奏しました。

 最後に演奏した海老原歩実さんは、藝高入試の大切な時期を一緒に学んだ思い出深い生徒です。先日、あるコンサートでばったり会ったことがきっかけで、今回発表会にゲストとして声をかけました。ショパン、ドビュッシーのエチュードに加えて、シマノフスキの変奏曲を演奏してくれました。(最近、この曲はブームなのでしょうかね?!あちこちで聴きます)小学生の生徒たちも客席でジーと聴いていたのが素晴らしい!

歩実ちゃんと

 来年は20回、つまり20年!となります。先日ホール抽選に勝利し、改装したての下記ホールに決定しました👏

2025年5月10日(土)練馬文化センター小ホール


 以下は何人かの生徒をピックアップで。

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Ebihara
Gen

yu_ai2 at 17:01|PermalinkComments(0)裕&愛 | レッスン

2024年03月23日

2台ピアノのトークコンサート

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 明日はピティナステップ大泉学園春季地区。通常のアドバイザーに加え、2台ピアノのトークコンサート、そして2台ピアノおよび連弾のワンポイントレッスンと大忙しの一日となりそうです。

 どれも真剣な学びを目指していますが、それと同時に同じ空間にいる皆様に楽しんでいただくこともいつも意識しています。(課題曲セミナーも同じスタンスです)

 良い一日となりますように。ワクワク(笑)

yu_ai2 at 21:43|PermalinkComments(0)裕&愛 | 音楽

2024年03月22日

第19回当教室ピアノ発表会 2024年4月2日(火)

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※出演者、出演順、曲目は変更になる場合があります。

 教室の大イベント、ピアノ発表会が4月2日にあります。毎年ホール抽選が厳しい、大泉学園ゆめりあホール。今回は惨敗し、春休みの平日開催となってしまいました。

 お仕事をされている保護者様も多く、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、何とか開催に踏み切ることができました。今回はゆとりあるスケジュールを組み、合間に私たちも連弾の演奏を挟むことにしました。また教室卒業生をひとりゲストに迎えて、最後に締めていただきます。

 プログラムをご覧いただくと、中学生以上の生徒が多いことに気づかれると思います。ここに僕らの理念が凝縮されています。

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 2024年4月2日(火)大泉学園ゆめりあホール

 開場:13:15 / 開演:13:30

 【第1部】13:30〜14:30 (幼児〜小学5年)

 【第2部】14:45〜15:45 (小学6年〜中学1年)

 【講師演奏】16:00〜16:15

 【第3部】16:30〜17:20 (中学2、3年)

 【第4部】17:40〜18:45 (高校〜大学)

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 入場無料となっていますので、ご興味ある方、入会を検討されている方などなど、お気軽にご来場ください。一般の方は、一応こちらに入場予定人数を記載してメールいただけますと残席が把握できて助かります。

 いろいろな準備に、てんやわんやの毎日です!



yu_ai2 at 23:32|PermalinkComments(0)裕&愛 | レッスン

2024年03月20日

ピティナ指導者ライセンス

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 3/20(水・祝)ピティナ指導者ライセンスの審査に行ってまいりました。

https://license.piano.or.jp/detail/202352719

 演奏実技審査に加え、当日初対面のモデル生を指導する指導実技審査までと、参加者の方々は相当大変な準備をされました。
 ご自身の指導力を更に高めるために、日々研鑽を積まれている先生方に、頭の下がる思いで聞かせていただきました。
 アドバイザーの秋山徹也先生が、最後の講評でおっしゃっていましたが、とにかく生徒の演奏をよく聞くこと。そして問題点を伝え、改善された事をしっかり確認する事。

 指導とは、この事に尽きるなと思わせられるお言葉でした。また皆さまとどこかでお会いできます事を楽しみにしております。

 貴重な機会をいただきましてありがとうございました。

2024年03月02日

3月2日ピティナピアノコンペティション課題曲説明会

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 課題曲説明会デュオ部門のセミナー講師を担当しました。ベルサール虎ノ門。もう一組のデュオ、伊賀あゆみ&山口雅敏さんは大学の先輩で、久しぶりの再会を楽屋で懐かしみました。

 デュオセミナーは予選曲が中心なので、本選課題曲を担当した私たちは、とても短い時間の中で要点を絞って説明しました。(本当に言いたかったことが、ほぼ全てカットせざるを得ない状況…)

 でも皆様が譜読みを開始していない時期にあっては、説明というよりは曲紹介がメインになって良かった?かもしれません。本選曲はトマス・ダンヒルのファンシーより、またベルティーニの連弾練習曲など、初めて登場する課題も多く、本選は新鮮な解釈が聴けることが楽しみです。

 デュオは音楽の構造を分解して、二人で一つの音楽を奏でる共同作業です。相手に対する思いやり、コミュニケーションも不可欠で、新しい耳も開いてくることでしょう。ぜひ多くの方に挑戦していただきたいです!

 二日間にわたる長時間のセミナーの最後の一コマ、真剣に、そして笑いありの楽しい時間となりました。この模様はピティナのeラーニングでも視聴できます!

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2024年01月22日

第6回ギャラクシティ音楽コンクール入賞者記念演奏会

濱本です。久しぶりの更新となります。

昨日は、「第6回ギャラクシティ音楽コンクール入賞者記念演奏会」へ!

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昨夏の同コンクールにて、小3の生徒が足立区長賞をいただき、念願のオーケストラ共演となりました。
曲は、カバレフスキー作曲「ウクライナ民謡による7つの陽気な変奏曲」。

本番直前のレッスンでは、スコア譜を2人でよーく確認し、どのような楽器がどのようなタイミングで入ってくるのかチェック。
ドキドキの本番も立派に弾き切ることが出来ました!

本当におめでとう!!

他の受賞者の皆さまも、素晴らしい演奏ばかりで、このコンサートにかけてきた意気込みが感じられました。

上位入賞や各賞に入賞すると、オーケストラとの共演が叶うというこのコンクール。スタッフの皆さまも大変温かな雰囲気で、区全体で若手音楽家を育てていこうという熱い想いのつまった素晴らしいコンクールだなと感じました。

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2024年01月01日

あけましておめでとうございます!

 あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

 新年はグリーグの抒情小曲集より、「トロルドハウゲンの婚礼の日」をお届けします。この曲は、20年前にルガンスキーの海外ラジオを聴いて初めて知りました。素朴なメロディがスッと入ってきて、心に沁みた記憶があります。



 その後、一度コンサートにのせましたが、先月久しぶりに福岡で弾いてみました。結婚25年を記念してグリーグが奥様に送った作品。グリーグは作曲家としては珍しくとても愛妻家だったそう。(ちなみに、僕も愛先生と出会って満25年となりました。)

 一日一日を大切に過ごしていきたいと思う愛らしい作品です!

yu_ai2 at 00:30|PermalinkComments(0)投稿者:裕 | 音楽

2023年12月31日

12月26日ピティナステップ光が丘地区

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 IMAホールのピティナステップ。金子彩子先生、大友恵美子先生と一緒にアドバイザーを務めました。ピアノ演奏にちょうど良い大きさのホールが都内にはなかなかない中で(あっても使用料が高額だったりする)、IMAホールはとても贅沢。調律の吉岡保さんは、学生時代からのお付き合い、お元気にお仕事されている様子に嬉しくなり、つい写真撮影。

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 ホールデビューの小さい子たちも多かったですが、専門的な演奏する参加者も多く、とても幅広く聴き応えのあるステップとなりました。演奏は、聴き手が感動したとすれば、それは他人が何と言おうが事実。必ずしも、演奏の質と感動は一致するものではありません。例えば、初めてのホール演奏で、幼児がしっかり弾き切れば、特に身内であれば大きな感動であることに間違いありません。まさに音楽が多くの方々の楽しみになっている所以だと思うのです。(ただしプロの演奏家となると、聴き手も専門的な耳を持つ人も多いので、ハードルはグンと上がります。その期待をも上回るのが、一流なのです。)

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 今回は、10分のワンポイントレッスンも2名担当しました。音高、大学の受験生でした。ワンポイントと言いつつ、20くらいのアドバイスはできたと思います。どのような演奏をするかも分からない受講生に、瞬時にどうアドバイスをするか、公開レッスンということもあり、とても緊張します。瞬間的に重要だと思う項目を頭の中で、ダーーーーーと並べ、見出しのように受講生に伝えていきます。普段のレッスンであれば、その一つ一つを生徒が理解、解決するまで指導してから、次の見出しへと進みます。(なので、その途中で時間切れになることもあります。) ですから今回の経験は、生徒の演奏を最初に全体を俯瞰するという意味で、普段のレッスンでも活かせると思いました。レッスンは、生徒とのやりとりが何より最重要項目なので、他人に見せるものではないと考えているですが、せっかくいただいた機会なので、汗だくで思いを伝えました!

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 朝から打ち上げまで、とても和やかで楽しいステップでした!

yu_ai2 at 21:20|PermalinkComments(0)投稿者:裕 | 音楽

2023年12月18日

クラコン全国大会審査

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 日本クラシック音楽コンクール全国大会、高校女子の部(ピアノ)1年の審査(かつしかシンフォニーヒルズアイリスホール)をしました。中学生までは何度か審査経験がありますが、高校生は初めてでした。ラヴェル/スカルボという超難曲からスタートしたのが、いかにもクラコンでしたが、それ以降は年齢相応の曲目が並びました。小学生、中学生の方が、選曲の勢いは高いかもしれません。

 全体的には、おとなしい演奏が多かったように思います。今回の参加者の中に、音高生がどのくらいの割合でいたのか気になります。譜読みの大胆なミスや、曲の解釈に疑問を感じる演奏も多々ありました。そのようなこともあり審査の先生方も思い切った高得点が出しにくく、結果的には参加者36人の最高位が4位(87点)という結果となりました。

 全国大会ですから1位や2位となる点数は、日本全国から見た最高峰の演奏かどうかを評価の基準とするように、事務局から説明がありました。上位入賞は大変なことです。とは言え、2位以上に入賞するとオーケストラと共演できるのは、ピアノ学習者にとっては最高のご褒美です。

 曲の難易度が全く揃っていない自由曲のコンクールは、審査の難しさはありますが、聴いていて面白いです。どうしてもロマン派や近現代に選曲は偏りがちですが、バッハやベートーヴェンを弾かれた人は結果に関わらず、王道の選曲で臨んだことに対して心からの敬意を表したいと思います。

yu_ai2 at 21:32|PermalinkComments(0)

2023年12月07日

12月2、3日 ピティナステップ宗像地区(福岡)

 二日間開催のステップに行ってきました。両日共に30分のトークコンサートもあり、一日目はソロ、二日目は連弾となかなか大変なお仕事でした。二日合わせて180組超の参加者、そのほとんどが小学生という、とても平均年齢が若々しいステップ。コンクールのようなピリピリ感はなく、純粋にステージを良い発表の場として利用されている方が多かったです。素直で伸び伸びと弾かれているのが印象的でした。
 ステーション代表の長谷川美智子先生の無駄のない進行と、細やかなおもてなしには、本当に感激しました。素晴らしい先生方との出会いもありました。後で知ったのですが、今回のお仕事は以前お知り合いになった先生がご縁となり、決まったものだったのです。人と人との出会いは財産ですね。(生徒との出会いも同じです!) 僕はありがたいことに運にも恵まれているようです。

 今回は妻との連弾もあったので、息子たちを熊本の実家に預け、家族全員での大移動となりました。

トークコンサート一日目 ※ソロ
・エリーゼのために(ベートーヴェン)
・トルコ行進曲(モーツァルト)
・トロイカ(チャイコフスキー)
・トロルドハウゲンの婚礼の日(グリーグ)
・アラベスク第一番(ドビュッシー)
・英雄ポロネーズ(ショパン)

トークコンサート二日目 ※連弾
・クラリネットこわしちゃった(童謡)
・リベルタンゴ
・アレグロタンガービレ(ピアソラ)
・ハンガリー舞曲第1番(ブラームス)
・小組曲より小舟にて(ドビュッシー)
・シンフォニエッタ1楽章(カプースチン)

yu_ai2 at 22:57|PermalinkComments(0)投稿者:裕 | 音楽

2023年12月01日

12月になりました

 12月になりました。



ある年の洗礼祭の夕べ
娘たちが恋占いをしていた
片方の靴を脱ぎ捨てて
門の外に放り出して


ジュコーフスキイの「スヴェトラーナ」(1813)より (ピティナ、ピアノ曲辞典より)

 ロシアのクリスマス週間は、12月25日から1月6日までとのこと。この曲はいかにもチャイコフスキーらしいバレエのワルツですね!


yu_ai2 at 22:47|PermalinkComments(0)投稿者:裕 | 音楽

2023年11月01日

11月になりました

 チャイコフスキー四季より、11月トロイカを弾いてみました。



遥かな道を眺めて憂うな
トロイカの後を追うな
胸の内の哀しい予感は
かき消してしまいなさい


ネクラーソフの「トロイカ」(1846)より(ピティナ、ピアノ曲辞典より)

 この曲は小学生の時の発表会で弾いた記憶があります。当時は曲の良さがさっぱり分かりませんでした(笑)
 トロイカとは三頭立ての馬車のこと。民謡風の冒頭メロディや、中間部の馬がパカパカ走っている様子、再現部の右手の鈴の装飾。面白い曲ですね!


yu_ai2 at 22:42|PermalinkComments(0)投稿者:裕 | 音楽

2023年10月27日

2つのコンクール審査

 先日、二日連続でコンクール審査をしました。

◾️10月22日 ブルグミュラーコンクール 湘南地区@藤沢文化会館

 池袋から湘南新宿ラインで約1時間、藤沢まで行ってきました。



 ブルグミュラーコンクールは、コンクールを初めて受ける人にはとても優しい雰囲気があります。約半数がファイナルに進むことができます。今回うまくいった人も、悔しい思いをした人も、ちょっとしたこと ー 例えば審査員のメンバーやホールの大きさ、選曲、その日の体調など ー で結果は変わってきます。実力的に今回は及ばなかったとしても、半年間コツコツと頑張れば十分合格ラインに達することもできると思います。今回の経験を通して、成長のきっかけとなると嬉しいです。

 午後からの開催なので、ランチは藤沢でと決めていました。とは言えお店を決めるセンスはゼロ、移動中にスマホで調べるも、結局は面倒くさくなって大手チェーン店に行ってしまうのが自分のつまらないところ。今回は、そこを頑張って海鮮の食堂へ。結構当たりだったかも!
 迷路のような店内で、慌てて海鮮丼を注文してしまいましたが、お隣さんの方が美味しく見えてしまい、次回来る時は(おそらく一生ないかな)他のメニューを楽しみます!




◾️翌23日 クラシック音楽コンクール @杉並公会堂小ホール

 数日前に突然事務局から電話があり、引き受けました。幼児〜中学生まで。(おそらく審査員の誰かが急用でキャンセルになったのでしょう。)
 こちらは自由曲のコンクール。クラコンには毎回『この年齢でこんな大曲を弾くの!』という驚きが必ずあります。
 ですが、僕は難しい曲を弾いただけでは合格点は出せません。ただ音が並んでいるだけの演奏も多いからです。年齢相応の曲を、きちんと弾きこなしている方が好感が持てます。
 最も極端な例では、属7から1度に「解決」するという音楽上ていねいに処理しなければいけないようなところが、全く意識されていなかったり、平坦だったり、ましてや音ミスをしていたりして、音楽の基礎が身についていない演奏も少なからずあります。(難しい曲を弾いただけで、高い評価がつくことに驚きます)
 そういう点では、課題曲制のコンクールは年齢相応の曲が出題されますから、大きな無理をすることなく、曲と向き合うことはできますね。自由曲の場合は、指導者もそこの見極めが大切でしょう。

 とは言え、思わぬ曲と出会い、ぜひ自分の生徒にも弾かせてみたいなと思う機会があることは嬉しいものです。

 参加者の皆様、どうぞこれからも良い音楽を!

2023年10月14日

全日本学生音楽コンクール東京大会本選 小学校・中学校の部

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 今日はサントリーホール小ホールにおいて、上記タイトルのコンクールが行われました。とても勉強になるので、毎年、レッスンを休講にして聴きに行っています。今年は4名の生徒が出場しました。

 小学校の部は、18名が競い合いました。小学生はまだオクターブがギリギリの子も多く、そうなるとハイドンしか選択の余地がありません。半数以上の10名がハイドンを選択しました。テンポからアーティキュレーションまで、いろいろな可能性を感じ面白かったです。
 シューベルト、モーツァルトが各2名、ベートーヴェンが4名いました。ベートーヴェン1楽章は、楽器を美しく響かせるのがなかなか難しいです。

 中学校の部は、1名棄権して15名の出場。7名がショパン、5名がサン=サーンス、ベートーヴェンが2名、メンデルスゾーンが1名。
 毎年、小学生のレベルの高さにも驚きますが、中学校の部は本当に圧倒されます。まさに子供から大人へと成長する、自分の音楽的主張を強く打ち出していけるかどうかが問われ、また指導者の力だけではどうにもならない重要な部門だと個人的には感じています。

 サン=サーンス/アレグロアパッショナートは大迫力の演奏に会場は華やぎましたが、リストのように弾いて良いのか考えていました。サン=サーンスは古典志向の作曲家ですから、表現に悩みます。

 生徒たちも素晴らしく大健闘してくれました。そして、光栄なことに小中1名ずつ2名の生徒が全国大会に出場することなりました。おめでとうございます!

* * *

 ピティナは課題曲の難易度や開催時期的にもとても受けやすいのですが、学生コンクールは課題の質と量、演奏レベルの高さにおいて刺激的です。やはりソナタ全楽章の課題は表現力の幅が問われます。ここ数年、参加者が減少しているようで残念です。大きな規模のコンクールは、それぞれの特徴を生かして、いつまでも子供たちにチャンスを与えていただきたいと切に願っています。

 ここで生徒募集のお知らせです。もし、コンクールに挑戦したいと考えている、ピアノに熱い気持ちを持っている人がいましたら、ぜひ一緒に学びませんか? 表現の基礎を丁寧に指導していきます。(もちろん、結果をお約束できるものではありません)
 コンクール指導に限りませんが、現在空きがいくつかあります。小学校低学年も大歓迎です。どうぞお気軽にお問い合わせください!

2023年10月09日

ブルグミュラーコンクール東京11月大会 西東京地区

 ブルグミュラーコンクールの予選審査で、保谷こもれびホール(ネーミングライツ・パートナー契約?とやらで、愛称は「タクトホームこもれびGRAFAREホール」)に行ってきました。大ホールは何度かお仕事したことがありましたが、小ホールは初めて。ヤマハのフルコンが置かれており、響きはとてもデッドでした。審査は中川さとみ先生、鈴木美紗先生とご一緒しました。

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 課題曲は同じ年代でも曲の難易度で部門分けされており、また演奏時間の短さからも、ピアノ学習者にとってはとても受けやすいコンクールだったと思います。その反面、審査は接戦となり、ちょっとした演奏順番や審査員の構成で結果も変わってしまったかもしれません。幼児部門は10秒程度の曲なので、それで明暗が分かれるのはちょっとかわいそうでした。

 また良く練習している様子がしっかり伝わってくるのに、緊張で止まってしまった、または弾き直してしまった子が何名かいました。(真面目そうな子です)こちらも心から応援したい気持ちで聴いていました。これに懲りずに、ぜひまたチャレンジして欲しいです。
 響きの少ないホールと言うこともあり、音のレガートやカンタービレは、とても表現しにくかったことでしょう。そういう基本的なことに常日頃、意識を持って練習していた人は良い結果に結びついたはず。小さい頃から、音の持つ大きな可能性を大切にしてほしいです。マイクなどの電気を通さない生音だからこそ、繊細なニュアンスや温もりが肌や五感で感じられます。そこがクラシック音楽の醍醐味です。

 今日は参加された皆様(ご家族含め)にとって、大きな一日となったことでしょう。一人一人のバックグラウンドまで想像しながら、聴かせていただきました。ありがとうございます!

 早い時間に終わる予定だったので、帰宅してから家族でたこ焼きパーティーをしました(笑) 100個近く焼いたかな。

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2023年10月06日

10月になりました

 10月になりました。さすがに30度を超える暑さはおさまり、秋を感じるように。

 チャイコフスキーの四季から 10月 秋の歌 を弾いてみました。よろしければお聴きください。ちなみにモスクワの10月の気温はすでに一桁台ということで、日本だと1、2月頃の真冬ですね。

この曲には、トルストイの詩が添えられています。ピティナのサイトから引用

 秋 憐れな庭は落ち葉におおわれている
 黄ばんだ木の葉は 風に舞い落ちている……




* * *

 上半期の忙しさがひと段落したこともあり、今はいろいろな楽譜を引っ張り出して片っ端から弾きまくっている。とっても幸せな時間。僕の10代はこんな毎日だった。

 そんな中、気持ちよく弾いている曲をいくつか、試しに録音してみた。「自由に動きをつけて結構伸び伸び弾いているじゃん」と思っていたものが、録音ではモタッとして重く、自由とは程遠い演奏だった😱

 まぁこんなことは良くあることなので驚かないけれど、実践(演奏)と結果(録音)がこんなにもズレるものなのか…。その感覚のズレを少しでも縮めることが、今の課題。それができれば、初見にも効果絶大。客観性。

 仕上がりを早くするためには、頭で思い描いている音楽と、それを再現するための身体の運動機能をピッタリと同期させる心身の調和。修行は続く。

yu_ai2 at 06:59|PermalinkComments(0)投稿者:裕 | 音楽

2023年09月24日

バッハとチェルニー

 バッハ作品をチェルニーが校訂している「チェルニー版」の存在は、僕より上の世代の先輩方には特に珍しくないだろう。テンポの指定が異常に速く、その解釈には驚かされることも多い。ただチェルニー(1791〜1857)の生きた時代、ベートーヴェンより21歳年下であり、師弟関係でもあるエチュード作曲家(おっと失礼!)が演奏したであろうバッハ像は、とても興味深い価値を持っている。

 チェルニーのエチュードは、師匠のベートーヴェンの作品を弾く上で手助けとなる。チェルニーはリストを弟子に持ちロマン派を生きたことになるが、作風はあくまで古典志向だった。(ちなみにチェルニーの連弾作品は内容が濃い!)

 さてチェルニーのレッスンをしていて、これバッハじゃん!と思う2曲を紹介しよう。

◾️チェルニー40番より13番
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◾️これはバッハ:平均律一巻21番プレリュード。↑と調性も同じ。
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また、

◾️チェルニー30番より29番
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◾️これはシンフォニア1番の2小節目中声部 左右のハ長調音階に注目
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 チェルニーが意識的だったか、無意識だったかは、そんなことはここではどうでもいい!1000曲近いエチュードを書いたら、たまたま似てしまったと言うのも当たり前に起こるだろう。ただ、このような些細なところで、時代を超えて点と点とが結びついた!と感じる瞬間に、僕は喜びが湧き上がってくるのだ。

 いつもレッスンは新鮮な発見と喜びに溢れている。

yu_ai2 at 11:10|PermalinkComments(0)投稿者:裕 | 音楽